Bad Beat ポーカーブログ

ポーカーは投機的なゲームであるが、そこにあるジレンマを考察するポーカーブログ

【読むポーカー】エフェクティブスタックとSPRの影響

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書籍、ブログ、スレッド等から得たポーカー関連の考察、知識をTwitterでつぶやいています。

読むポーカーシリーズとしてトピック別でブログエントリーにまとめます。

エフェクティブスタックとは

 

自分のスタックが100bb、相手のスタックが80bbでヘッズアップとなった時のエフェクティブスタックは80bb。

3wayで自分100bb、相手Aが200bb、相手Bが50bbの時、

自分vs相手Aのエフェクティブスタックは100bb

自分vs相手Bのエフェクティブスタックは50bb

という風に考える。

 

Stack to Pot Ratios

通称SPR

SPRの大きさがプレイスタイルに関わってくる。

 

 

 

SPRとコミットの傾向

SPR SPRサイズ コミットする傾向のあるハンド
低い 0-2 オーバーペア、2ペア、トップ・ボトムペア、ドローハンド
普通 3-6 トップ2ペア、セット、ナッツに近いハンド
高い 7以上 セット、ナッツハンド

 

 

ハンド考察その1

 

14bbのポットに対して、SBはフロップで17bbのオールイン。

SPRは1.2で、マージナルなハンドでもオールインしやすい状況。

99や88のアンダーペア、Aのウィークキッカー、ミドルベアなどからハンドレンジが考えられる。

もちろん、AK、AQ、ATの強いペアやセットの可能性もあるが、プレイヤーがLAGなのを考慮するとコールしても十分にエクイティがあると考えられる。

 

ハンド考察その2

 

プリフロップでポットサイズは30bb、フロップで60bb、ターンで120bb以上でスタックは200弱。

フロップ時点でSPRは8以上、ターンでベットした時点でのSPRは2を切っている。

ある程度強いコミットを示しているように映るはずだがチェックレイズを仕掛けてくる。

3ベットしていることを考慮するとハンドレンジはプレミアハンドの可能性も高い。

QQまたはKKやAAのハンドを4ベットせずにプレイしているかもしれない。

または、セットが完成しているか、79でフロートをねらってガットショットを引いた可能性もある。

いずれにせよこちらのコミットメントに対してチェックレイズをしてるあたりからJJではエクイティが取れない可能性が高いと推測する。

 

ハンド考察その3

 

プリフロップ終了時のSPRは8程度、相当強いハンドでなければコミットはしたくない場面。

3wayポットになることがわかっていて弱い方のオープンエンドでコールしたのはうかつだったかもしれない。

ターンでJが落ちて、Qを持っていれば強い方のストレートが完成してしまう状況。

BBとMPのアクションを見ればフォールドするしかない。

MPがJQをスロープレイしたいた可能性もあり、BBがAQやKQを持っているかもしれない。

それよりも移動してきたばかりのテーブルでプレイヤーのハンドレンジが不明確。

ターンでSPRは2程度になってしまうが、この手とこの状況でコミットするわけにはいかない。

 

SPRは傾向を知るツール

SPRは万能ではないが、上記の例のように次の使い方で役に立つことがある。

①ショートスタックのオールインに対してのコール

②相手と自分のコミットメントレベルの尺度

③ハンドレンジの絞り込み

ただし、万能ではないといったのは、状況によってはコミットしてはいけない場面でSPRが恐ろしく低くなってしまう場合があるからだ。

何でもかんでもSPRで状況を計ろうとするべきではない。